「サーバーを契約してください」「ドメインを取得してください」
ホームページを作ろうと思って調べはじめたとき、こんな言葉に出会って戸惑ったことはありませんか?
なんとなく聞いたことはあるけれど、正直よくわからない。そんな方は、けっこう多いんです。私もWebの仕事を始める前は、同じように感じていました。専門用語が並ぶと、それだけで一歩引いてしまいますよね。
この記事では、そのうちの「サーバー」について、できるだけわかりやすくお伝えします。むずかしい用語は使いません。「家を建てる」というイメージに例えながら、ゆっくり一緒に整理していきましょう。
ホームページは「家」に例えられる
突然ですが、ホームページを「家」に置き換えて考えてみてください。
家を建てるとき、何が必要か順番に考えてみましょう。
家を建てるにはまず「土地」が必要ですね。次に「住所」が必要です。「○○市△△町1-1」のような、その場所を特定するための情報です。そして家の「骨組みや内装」が必要です。実際に人が住める空間をつくる部分にあたります。
実はホームページも、まったく同じ構造でできているんです。
- 土地 = サーバー
- 住所 = ドメイン
- 骨組み・内装 = ホームページのデザインやコンテンツ
この3つが揃って、はじめてホームページはインターネット上に存在することができます。今回はそのうちの「土地(サーバー)」について、ゆっくりお話ししていきますね。
サーバーとは——「土地」のはなし
サーバーとは、ホームページのデータを保管しておく場所のことです。
家に例えるなら「土地」にあたります。家を建てるには、まず土地がなければ始まりませんよね。どんなに素敵な設計図があっても、建てる場所がなければ家を建てることはできません。
ホームページも、これと同じことが言えます。画像やテキスト、デザインのデータがあっても、それを置いておく場所がなければ、誰もアクセスすることができません。サーバーは、そのデータを24時間365日インターネット上に公開し続けるための「場所」を提供してくれています。
世界中のどなたかが「あなたのホームページを見たい」と思ったとき、その方のパソコンやスマホは、サーバーに置かれているデータを取りに行きます。サーバーは、いつ訪れても対応できるよう、ずっと電源が入った状態でデータを守り続けてくれています。そんな、縁の下の力持ちのような存在です。
少しイメージが湧いてきましたか?「目には見えないけれど、たしかにそこにある場所」——それがサーバーです。
ふだん私たちがスマホでサイトを見ているとき、その裏側では、世界のどこかにあるサーバーが静かに働いてくれています。普段は意識することがないけれど、サーバーがなければインターネットそのものが成り立ちません。そう考えると、ちょっと不思議で、すこし愛着が湧いてきませんか?
サーバーには種類があるけれど、迷わなくて大丈夫
「サーバーにはいろんな種類があります」と言うと、身構えてしまうかもしれません。でも、安心してください。
個人や中小企業のホームページなら、実は選択肢はとてもシンプルです。
ほとんどの場合、**「共用サーバー(レンタルサーバー)」**というタイプを選んでいただければ問題ありません。家に例えるなら、共用サーバーは「アパート」のようなものです。
ひとつの大きな建物のなかに、いくつもの部屋があって、それぞれの部屋を別々の人が借りる。共用サーバーも同じで、ひとつのサーバーを複数のユーザーで分け合って使う仕組みになっています。
アパートのメリットを思い浮かべてみてください。家賃が安い、管理は管理人さんがしてくれる、設備も最初から整っている。共用サーバーも、まさにそんなイメージです。月額500円〜1,500円ほどで借りることができて、面倒な管理はサーバー会社が行ってくれます。電気を引いたり、水道を通したりする手間もありません。契約した瞬間からすぐに使える状態になっています。
「もっと本格的なサーバーを使ったほうがいいんじゃないか」と心配になる方もいますが、ほとんどの個人・中小企業のホームページは、共用サーバーで十分すぎるほど快適に動きます。最初から立派な一軒家を建てる必要はないんですね。まずはアパートで暮らしはじめて、必要になったら住み替える。それで十分です。
サーバーを選ぶときの3つのポイント
「共用サーバーを選べばOK」とお伝えしましたが、共用サーバーのなかにもたくさんのサービスがあります。選ぶときは、次の3つを目安にしてみてください。
**1つ目は「表示の速さ」**です。サイトの読み込みが遅いと、訪れた方がすぐに離れてしまいます。家でいえば、玄関で長く待たされる感じですね。せっかく訪ねてきてくれたお客さんが、扉が開かないからと帰ってしまっては、もったいないですよね。素早く表示できるサーバーを選ぶことが基本です。
**2つ目は「サポートの手厚さ」**です。何かトラブルがあったとき、電話やメールで相談できるかどうか。アパートでいえば、管理人さんがちゃんと常駐しているかどうか、と同じ感覚です。Webに慣れていないうちは、ここがいちばん安心材料になります。土日も対応してくれるかどうかも、確認しておくことをおすすめします。
**3つ目は「料金」**です。安すぎるサービスは表示速度やサポートが弱いことがあります。逆に高すぎるものを選んでも、機能を使いこなせなければもったいない。月額1,000円前後を目安に考えると、ちょうどよいバランスのものが見つかりやすいです。年契約で割引になるサービスも多いので、長く使う前提で選ぶとお得になりますよ。
家の中身(骨組み・内装)も大事です
ここまでで、土地(サーバー)の役割は少しずつ見えてきたかと思います。
ただ、土地が決まっただけでは、まだホームページは完成しません。次に必要なのは、家そのもの——つまり骨組みや内装にあたる部分です。
ホームページでいうところの骨組みや内装は、HTMLやCSSと呼ばれる技術が担当しています。聞いたことはあるけれど、これも「なんだか難しそう」と感じている方が多いのではないでしょうか。
でも大丈夫です。これも家の話に例えると、すんなりと理解できる内容です。骨組みは家を支える柱、内装は壁紙や床材のような役割。それぞれにきちんと役割分担があって、組み合わさることで快適なホームページになっています。
このあたりの話は、また別の記事でゆっくりお伝えしますね(近いうちに「HTML・CSS編」を書く予定です)。
おわりに
サーバーの話、いかがでしたか?
最初は「なんだか難しそう」と感じる言葉も、家にたとえてみると、意外とすんなり理解できたのではないかなと思います。
サーバーは、あなたのホームページが立つ「土地」。場所がなければ家は建ちません。逆にいえば、その土地さえ確保できれば、あとは順番に進めていくだけです。最初の一歩さえ踏み出すことができれば、思っていたより怖くないものですよ。
「結局どのサーバーを選べばいいの?」と迷ったときは、ひとりで抱え込まずに気軽にご相談ください。3line Designでは、サーバーやドメインの選び方からホームページの公開、その後の運用まで、まるっと伴走してお手伝いしています。専門用語に振り回されずに、あなたのペースで進めていただけるよう、ていねいにサポートします。
むずかしく考えすぎる必要はありません。一歩ずつ、一緒に進めていきましょう。
